知っておきたい man コマンドのより便利な使い方
- 2018.02.24
- 2018.03.04
- NetBSD
man はオンラインマニュアルページ (man ページ) を表示するコマンドです。
基本的な使い方は、man の後に調べたいもの (コマンド名や関数、ファイル名など) を入力します。
キーワード検索
man は -k オプションを付けることにより、キーワードに一致した man ページのリストを表示することもできます。
例えば cron をキーワードとする man ページを探す場合は
$ man -k cron
cron (8) - daemon to execute scheduled commands (Vixie Cron)
crontab (1) - maintain crontab files for individual users (V3)
crontab (5) - tables for driving cron
wtf (6) - translates acronyms for you
というように表示されます。
cron(8) の「8」という数字はその man ページのセクション番号を表します。
セクション
man ページは内容により以下のようなセクションに分かれています。
- 一般的なコマンド
- システムコールやエラーコード
- Cライブラリ関数
- 特別なファイルやハードウェアサポート
- ファイルフォーマット
- ゲームやデモ
- その他の情報
- システムメンテンス用コマンド
- カーネル内部
特定のセクションの man ページを表示したい場合は、セクション番号を man コマンドの引数に付けます。
例えば、セクション5にある crontab の man ページを表示するには
$ man 5 crontab
と man の後の最初の引数にセクション番号を指定します。
-a オプションを付けることにより、複数のセクションに分かれている man ページを一度に全て表示することができます。
$ man -a crontab
whatis
コマンドがどのセクションに含まれているかは、whatis コマンドにより表示することができます。
$ whatis crontab
crontab (1) - maintain crontab files for individual users (V3)
crontab (5) - tables for driving cron